夏になると恋しくなる冷たい麺。その二大巨頭が冷やし中華冷麺です。似ているようで、麺もスープもルーツもまったく違うふたつを比べてみましょう。

麺が違う — 中華麺 vs 押し出し麺

冷やし中華の麺は、ラーメンと同じ小麦粉+かん水の中華麺。一方、盛岡冷麺の麺は小麦粉と馬鈴薯でんぷんを使った半透明の押し出し麺で、比べものにならないほど強いコシとつるつるの喉越しが特徴です。

食べ方が違う — タレ vs スープ

冷やし中華は、醤油酢だれやごまだれを麺に絡めて食べる「タレの麺」。冷麺は、冷たく澄んだスープに麺を泳がせて食べる「スープの麺」です。最後にスープまで飲み干せるのは冷麺ならではの楽しみです。

生まれも違う — 日本生まれ vs 朝鮮半島ルーツ

冷やし中華は昭和初期の日本で生まれたとされる和製中華。冷麺は朝鮮半島にルーツを持ち、盛岡で独自進化したのが盛岡冷麺です(盛岡冷麺の歴史はこちら)。

比較表

項目冷やし中華盛岡冷麺
中華麺押し出しのでんぷん麺
スタイルタレを絡める冷たいスープ
味の軸酸味のあるタレスープの旨味+キムチの辛味
コシほどよい非常に強い
ルーツ日本生まれの中華風朝鮮半島→盛岡で進化

「今日はスープ気分」の日は冷麺へ

どちらも夏の名品ですが、冷たいスープごと味わいたい日は冷麺の出番。東京冷麺の冷麺(盛岡系)900円で、喉越しとスープの旨味を堪能してください。