激辛冷麺を食べていると、冷たい麺なのに汗が止まらない — この不思議な現象、正体は唐辛子のカプサイシンにあります。
体が「熱い」と勘違いする
カプサイシンは、口や皮膚にある「高温を感じるセンサー(TRPV1受容体)」を刺激します。つまり実際に温度が上がっていなくても、脳は「熱いものが来た!」と受け取ってしまう。だから体は体温を下げようとして汗をかくのです。辛さが「味」ではなく「痛覚・温度感覚」と言われるのはこのためです。
冷たいのに汗をかく、そして爽快
激辛冷麺の面白さはここにあります。カプサイシンで汗をかきながら、氷水で締めた冷たい麺とスープが口の中を冷やしてくれる。「灼熱」と「冷却」が同時に押し寄せるジェットコースターのような体験は、熱い激辛料理では味わえません。汗が引いたあとの爽快感もひとしおです。
辛さを和らげたいときは
ちなみに、カプサイシンは水に溶けにくいため、水を飲んでもあまり辛さは流れません。乳製品や卵など、油分・タンパク質を含むものが有効と言われています。冷麺ならゆで卵や温泉卵のトッピングが頼れる相棒です(トッピングのコラム参照)。
汗をかきに来ませんか
「冷たいのに汗だく」体験は、四川麻辣担々冷麺か、覚悟があれば死神冷麺で。辛さの階段ガイドを参考に、無理のない一段からどうぞ。
