盛岡冷麺を初めて見た人がまず驚くのが、丼の上にちょこんとのったスイカ。「麺に果物!?」と思うかもしれませんが、これにはちゃんと理由があります。

理由① 辛さをリセットする「お口直し」

盛岡冷麺はキムチの辛味を効かせて食べる麺料理。果物のみずみずしい甘さは、辛くなった口の中をリセットしてくれる天然の箸休めです。辛→甘→辛のリズムが、最後の一口まで飽きさせません。

理由② 焼肉文化から生まれたデザート代わり

盛岡冷麺は焼肉店とともに育った料理です(詳しくは盛岡冷麺とは?をどうぞ)。お肉と冷麺で締めたあとのデザートを一杯に組み込んだ、というおもてなしの発想が始まりという説もあります。

スイカだけじゃない、季節で変わる果物たち

のせる果物は店や季節によってさまざま。夏はスイカ、秋から冬はりんごや梨を添えるお店も多く、季節の移ろいを一杯の上で感じられるのも盛岡冷麺の風情です。半透明の麺と琥珀色のスープに果物の彩りが映える、見た目の美しさも魅力のひとつ。

東京冷麺と果物のこれから

実は東京冷麺では、現在果物のトッピングはご用意していません。でも、いつかこの盛岡らしい風情をお店でも再現できたらと考えています。密かに狙っているのは…キウイ。爽やかな酸味と甘みは、冷麺のスープときっと相性が良いはず。実現した際はお知らせでご報告しますので、お楽しみに。まずは現在のメニューからお気に入りを見つけてください。